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磯釣釣行記「愛媛県南宇和島 チヌ狙い」

2014/11/18 カテゴリ: 磯釣釣行記

大分県にお住まい、巨チヌの魅力に取り付かれ、60オーバーから日本記録!を狙い、夢を求めて釣行。様々に釣りを愉しんでおられ、「黒鯛法師」と言う巨チヌの会を発足、活動されておられる福山智樹様より、秋シーズンに愉しまれていたチヌ釣行のレポートを掲載致します。大好きなメインであるチヌ狙い!どうだったのか…是非ご参照下さい。


釣行日:平成26年9月27-28日

場所:愛媛県南宇和島郡愛南町中浦 渡船/店:大島海産 TEL:0895-75-6375 対象魚:チヌ

タックル:(ロッド)INGRAM BLACKEDITION チヌ LTD 1.25号530

(リール)BBXテクニウムMg2500(ライン)ダイヤフィッシング ジョイナーVG 3号(ハリス)ダイヤフィッシング ジョイナーV2 3号(ハリ)がまかつ ネリエチヌ4 号(ウキ)釣研 瞬黒0 、3B(エサ)マキ餌:オキアミ生3kg2角/アミ1角 集魚剤:白チヌ1袋/チヌパワームギ1袋/爆寄せチヌ1袋/激荒サナギミンチ2袋 サシエサ:マルキューネリエ、くわせオキアミSPチヌL


 【”巨チヌ極道”黒鯛法師必ずリベンジ!!】

釣行記:こんにちは!大分県の黒鯛法師こと福山です。この日は、釣行日の前の台風16号!!その後に発生した17号と、釣行当日を挟んでの台風!!でした。でも何とか大きな影響も受ける事無く、予定通りの釣行が決定。そこで今回は遂に行って来ました、愛媛の御荘湾です!!

 私、「巨チヌ極道」を名乗ってますが、最近の釣果を知っている方は、「何処が巨チヌ…じゃぁ!」と御叱りの言葉もソロソロ出始めそうなので、ここは、愛媛しか無いと思い立ち、ターゲットを御荘湾に設定しました。大分別府を26日の23時50分の宇和島運輸フェリーに乗り、翌日朝の2時35分に八幡浜に到着、船の中で5時迄船内休憩がとれますが、渡船基地迄2時間位掛かります、途中で2日分の餌等を買わなくてはならないので、3時30分に船を出、松山の黒鯛法師のメンバー、玉本君に迎えに来てもらっていざ出発です。渡船の出発時間6時には充分間に合いました。が、磯渡り組は私達2人だけで、後の人は〓やカセ釣りです。ここのカセのダゴチン釣りも現在本大会の予選中でかなり賑わってます。6月にはあの山本太郎氏が講師としてやって来て、イベントが開かれました。その初日は55センチと56センチ57センチ、59センチが2尾、年無し総数10尾!!と御荘湾の凄さを物語ってます。秋磯での巨チヌは余り耳にしませんが、必ず居ると信じての釣行です。

 先ず、1日目は、この4月に礁った加藤バエと加藤バエ横の間に位置する岩場です。無名の磯だったんですが、4月に黒鯛法師会長の八坂氏が初めて礁がって53・8センチ、53センチを釣った磯でも有り、私達は八坂岩と呼んでます。満潮時は1人しか礁がれず潮が引くと加藤バエ横から繋がります。私もここで56.7センチ、55.5センチ、55センチ、51センチと2日で4尾を釣った実績のある場所。玉本君は午後からこの場に合流と言う事で加藤バエ横に陣取ります。ここで気付いた事は春は手前から藻がビッシリ生い茂ってたのに今はまったく見当たりません。もしかして悩まされたフグさん達も一緒に消えてくれたらいいのにと思うも束の間、やっぱり健在でした。居ると言うより、さらにパワーアップしたフグ攻撃。1投ごとに、ハリスをかじり、ハリスも1投ごとに短くなっていく始末…それからと言うもの、仕掛けも馴染み、釣れて来るのはフグ、チャリコ、ヘダイ、コトヒキ、メッキアジ、ヒラ、トラギス、オオモンハタの五目どころか八目。しかしそれもすべてリリースサイズ…(涙) そこでまた、追い打ちを掛けるかの如く、昼前から東の横風が強まり、釣り辛い状況でのノーヒットの初日。敢えなく撃沈・・・(泣)。

事務所に戻り明日の磯を何処にするか、船長と話し合い、清水バエと決め、隣に位置する民宿山本屋さんに入り、風呂と料理を頂きます。風呂上りの冷たいビールと料理、これも又遠征の楽しみの一つでも有ります。疲れのせいか夜は9時に就寝、翌朝は5時起床!!テレビを付けて天気予報に目をやると、何と波が2mの波浪注意報が出ているじゃ有りませんか!風は北北北西5m(実際は西6m)。まぁ!出たとこ勝負で清水バエに礁がります。

満潮は9時、この磯は低くて、満潮時は後に荷物を置いてどうにか釣りが出来ると言った場所です。干潮時には釣場は3m位の長さで現れますが、満潮時にはこれが浅場の棚となりその満潮時、10m先から直角(オーバハング)的な地形となり一気に深場となるので、魚を取り込むには右の方へ誘導しなくてはならない磯です。10数年前、ここで巨チヌを数尾掛けましたがすべてバラシです。魚の習性なのでしょうか?必ずと言って良い程、この棚目掛けて突っ込んで来ます。

 午前9時、遂にその瞬間はやって来ました。ウキが消えるとともにライン引きのアタリ!!間違い無く、手応えからすると50センチアップでしょう!!竿を倒して魚を誘導しようとした瞬間、手前の棚へと突っ込んで来ます。ハリスが棚の先に当たってる感触が伝わって来ます。ヤ、ヤバイ…!!と思った瞬間、竿先は天を仰いでいます。「なに!!やっちまったなぁ!!」状態です。やっぱりこの磯にはこれがあるんですよ。気を取り直して釣り続けるも、どうにか40センチ位の小チヌを1尾釣る事が出来ました。


さぁこれからだと思ってたんですが、10時位から強烈な西風が吹き始め、11時のお昼の弁当便で、後髪を引かれつつも風の当たらない湾奥へと引き返しました。

 午後からはと言うと聞くまでも無く、相変わらず、エサ取りとの格闘を巡り返して、半年振りの御荘湾釣行を終えたのでした。今回もぱっとした釣果は出ませんでしたが…この時期に巨チヌを追ってここ迄行動する事が巨チヌ極道の真骨頂で有ります。帰りに大島海産の社長がお土産にと、60センチ位のハマチを持たせて頂いて、帰路へと向かいました。

近い内に必ず70センチミッシーと出会える事を信じてリベンジをしたいと思います。


黒鯛法師 ふくやま

…ご寄稿ありがとうございます。かなり厳しかったようですねまだまだモンスターを信じて!楽しみにしております…皆様も良い釣りを!!(開発部 T)