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愛知南知多篠島のチヌ釣り

2019/04/04 カテゴリ: 波止釣/その他釣行記

身近な波止釣りを目一杯楽しまれる名人。当社T&Aの中村輝夫氏より、今回は知多半島篠島に釣行。

是非ご参照下さい。

釣行日:平成3年3月

場所:南知多篠島

渡船:- TEL:-

対象魚:チヌ 天候/波/潮:晴れ

釣果:チヌ48㎝

タックル:(ロッド) ゼロサム磯弾CIM1号500m

 

釣行記

朝、夕の冷え込みはまだまだ続いていますが、そろそろ乗っ込みチヌの走りと思い、魚が居ない南知多篠島に釣行してみたので報告いたします。
3月25日、午前5時起床。なんとこの日は晴天風弱しめったにお目にかかれない釣り日和。荷物を車に詰め込み師崎に向け出発だ。
30分程で師崎港定期船乗り場へ到着。前日の爆風と違い海の条件は最高なのでさぞかし釣り人は多いだろうと予想していたが、ふたを開けてみれば釣り人は私のみ。P1090363
午前6時25分発の1番船に乗り込み篠島に渡り南堤までは乗り合いタクシーにて向かうが『釣れないのに好きだねぇ~』と言われてしまった。
到着後、さっそく紀州釣り用コマセ作りに精を出そう。
タックル準備 竿はもちろん NISSIN ゼロサム磯弾CIM1号500を使用。
スタートする前にテニスボール大のダンゴを10ヶ程先にポイントに投入しておくと良いだろう。
当日の潮周りは中潮1日目。名古屋満潮午前8時18分。ここは30分程早いので今は、潮止まりに近い状態だ。潮の動きが弱いのでタナ合わせもすこぶるスピーディーに進んだが後は釣りをしながらの微調整が必要な展開だ。タナが決まった段階でなんとか1枚釣れますようにと神頼みをしてからダンゴをしっかり握り本格的に紀州釣りの開始とした。
普通なら(チヌが釣れるとき)潮時間から行くと満潮から下げに入る時間帯にアタリが出るだろうと予想しているので、1投目から金谷ウキに集中。
しかしながら1時間。だが、その願いは叶う事は無かった。
ここから下げに入る時間帯、篠島の中潮、下げに入ると半端なく潮の動きが速い。金谷ウキB負荷を4B負荷に切り替え少しでも仕掛けが立つようにセットした。だがこれでも負けてしまう。ここはしばらくの間釣りにならないと判断。
1時間後、幾分だが潮の流れ方が弱くなりだしたので集中的にダンゴを打ち返して攻めてみよう。だが、これも不発らしく一向に反応が出ない。
エサ取りのフグもいないのか?付けエサはそのままの姿で毎回帰ってくる始末だ。あ~~っ!情けない!!
条件は最高なのにウキがピクリとも動かないのは少々辛い。
アタリも出ないままさらに1時間、干潮の時間帯に突入再度、ウキをB負荷に切り替えて30㎝程ハワセ釣りに切り替える。
これが吉と出るか凶と出るかは神のみ知るところだが、チヌがいないので凶しかないだろう。
午後2時本日最後のチャンス時間がやって来た。ダメ元でしっかりダンゴを打ちウキを見つめる。ダンゴが割れた時、それは突然起きたのだ。
ゆっくり左に動くウキを見ていると、トップ1目盛り分沈む。これはハワセている為に起こる現象(根に触る)と思ってはいるが、ウキが動いた事で、身体の方が勝手にアタリと見てしまいすでにアワセを入れれる体制に入っているのには驚きだ。ところがその数秒後、ウキが沈んだのだ。だが、すぐにウキのオレンジ色5㎝程浮いたので合わせる事を躊躇した。その躊躇が良かったかはわからないが、その後トップがスッ!と消し込んだのだ。
ここはアタリと判断して間髪入れずにアワセを入れると竿先は途中でピタリと止まり、すぐに強烈な引き込みが竿に伝わって来る。恥ずかしながら『やったぁ~』と声が出てしまった。
レバーブレーキが強い味方となってやり取りもスムーズに運んでいる。
徐々に浮かせると待ちに待った銀鱗本命の乗っ込みチヌの姿だ。差し出したタモ網に納まったのはハラパンの48㎝。
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この時ほど篠島に来てよかったぁ~と思わせた瞬間でしたね。その後、上げ潮に入り流れもまた速くなり出しこの時点で終了です。
 
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なんとかボーズで帰るはめにならずよかったとニヤニヤしながら納竿としました。
次回も天候次第で再度挑戦したいと思いながら、乗っ込みチヌお腹にタマゴがぎっしりの為撮影後リリースとした。
尚、釣りを終えた最後は堤防を海水で流して綺麗にしてから帰ろう。もちろんゴミなどは持ち帰る様にしてもらいたい。

…ご寄稿ありがとうございました。

乗っ込みのナイスサイズお見事です。

また、釣果情報おまちしております。